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第1回日本膝関節学会 |
会長 岡崎 賢 |
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東京女子医科大学 整形外科学教室 教授・基幹分野長) |
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REBORN! |
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それは新生「日本膝関節学会」の新たなる旅立ちです。
この度、2023年に膝関節における様々な問題を総合的に議論する新しい学会として、「日本膝関節学会」が設立される運びとなりました。これまで膝関節を議論してきた日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)は、日本整形外科スポーツ医学会(JOSSM)と発展的に統合し、新たにスポーツに関する整形外科学・運動器科学及び関連する分野の諸科学を網羅する学会として生まれ変わります。それと同時に新しい日本膝関節学会が生まれます。
日本膝関節学会は、2000年に日本膝関節研究会と東京膝関節研究会が統合されることで発足しましたが、2009年に日本関節鏡学会と統合され、日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)となりました。その後、膝関節をとりまく医療が更に発展し、より深い議論を行う場が必要とされ、膝関節専門学会の存在を求める声が高まっていました。一方、スポーツ整形外科領域では、JOSKASとJOSSMで重複する演題も多く、学会の発展的統合を求める声も高まっていました。そのため、膝関節領域とスポーツ整形外科領域のそれぞれをより発展させるための学会が発足します。
第1回日本膝関節学会のテーマは、シンプルに「REBORN」としました。1970年代の膝関節研究会から続くレガシーを大切にした上で、次世代の医師のために新しく生まれ変わった日本膝関節学会が更なる飛躍を遂げていくことを願う意味を込めました。プログラム構成は主催校だけでなく、今後の学会を牽引していく多くのリーダーの先生たちの意見をとりいれて決定されます。
東京女子医科大学整形外科学教室は、2024年に開講100年を迎えます。本学にとっても大きな節目の年を前にして、新たな日本膝関節学会を開催させて頂くことに、誇りと責任を感じております。この大切な学会を会員にとって実り多く、いつもまでも心に刻まれる会にすべく、鋭意準備しております。会員の皆様にはクリスマス前の美しい横浜においでいただき、新たな知識と技術の習得、そして人と人との出会いを楽しんでいただければと思います。 |
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2022年7月吉日 |
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